上原勇一郎は見た!首都圏マンション平均販売価格は、2017年度上半期5.9%上昇(不動産経済研究所)、バブル期以来の高水準になった
価格の上昇が続いている中、都内マンションは、賃貸住宅、売買マンションを含めて13万3000棟、このうち旧耐震基準のマンションは、2万5000棟もある。
キーワードは、超寿命化です。老朽化マンションの寿命を大幅に延ばす新技術がある。
そこで、1棟のマンションは、旧耐震基準のマンションで、老朽化も進んで立て替えを希望しているが、新耐震基準に合すと、6階から3階にせざる負えない。
また、耐震補強工事を考えたが、美観と眺望上の課題もあり、賃貸マンションとしての資産価値がないということになり、現実とはあわない。
編み出したのが、リファイニング工事です。リノベーションとは違い、新たな壁を作り、間取り等も改良し、鉄筋を錆びさせないように手を入れる
工事費用も3割程度安くなり、工期も1年程度で済み、当然、新耐震基準での検査証もいただける。そうなると新たな資産価値が生まれ、銀行としても融資の道が開けることになる。
古い建物は、壊すのも容易ではない。この工法で、安く上がる分、入居者にも安く家賃を設定できる。
古いものを再生し、限られた資産を有効活用し、新たな未来を創造していく必要があると思います。